
DAOKOが渋谷さくらホールで網守将平(Key)、永井聖一(G)西田修大(G)、鈴木正人(B / LITTLE CREATURES、sighboat)、大井一彌(Dr / DATS、yahyel、LADBREAKS)を率い行った1/31のライヴを配信でみることができました。
昨年リリースされた『anima』がとてつもない名盤で、初回限定盤についていたLIVE DVDも、DOMMUNEでのLIVEもこのバンドと共にDAOKOが物凄いパフォーマンスを魅せていて”この瞬間の、この面子で練り上げたDAOKOのLIVEを絶対にきちんと残してもらいたい!”と願っていたので、無事に行えたことがまず感涙ものでした。
客入れBGMの『anima』楽曲群のインスト(これも凄く欲しい!)を聴き、本編が始まって。一曲目はアルバムのラスト曲「おちゃらけたよ」から。やっぱりこのバンドでのサウンドのライヴverになるとアルバムverとは音が瑞々しく滴る!凄いな~。
DAOKOの歌唱が「愛のロス」「GRY」等々で演劇的な声色フックが入ったりどんどん調子が上がっていって。「アキレス腱」「オートリロード」からの精神に波打つリバーブな「御伽の国」辺りまで行くとかなり佳くて。「ZukiZuki」「ネガティブモンスター」の心を打ち付けてくるような攻性の歌唱、なんというか、POPというよりも、心そのものでぶつかってくるEmo Rapであり、RockでありPunk。
「Sorry Sorry」の水の中のようなサウンドの中で生き生きとした生身での歌唱。等身大の女性の異次元の閃光。バンドもぐわんぐわんいっとる!
そして換気タイムを挟んでさらに凄まじさが増して。「VOICE」の生ドラムでの完全に声が開花したパフォーマンス、“歌劇でも始まるのか?”なイントロからのカオティックゴシックロックな「ゆめうつつ」に物凄く進化/深化したアレンジの「海中遊泳」でエモの深海へ連れてかれ、そこからの「anima」!これ、凄過ぎない?魂を擲って唄う姿、この日のピークは間違いなくここでした。裂帛の魔術が起きていた。そこからの「ゆめみてたのあたし」に込められまくって溢れ出るエモーション!この流れは凄まじかった…!
そして「fly」「真夏のサイダー」「水星」で愉しく一呼吸入れてからの沁みる歌上げの「ストロベリームーン」にラストはなんとも優しく幸せな「Cinderella Step」. EN一発目の「帰りたい!」には思わずツッコミたくなりながらもチップチューンな音と歪んだギターにゲームなノリが最高に楽しくて、最後は朗々と可愛らしい「そつぎょう」。スゴいライヴだった。放心してしまった。
一呼吸入れる前までの張りつめた激烈な流れがやっぱり強烈な印象を残しましたが、第二部?の優しさが伝わる楽曲群はリラックスしたというか、より声が伸びやかだったというか。アルバム『anima』の曲は”どこで息継ぎするんだ!?”ってくらいのラップだし、声色の密度を余裕でライヴで表現しきるにはさらにフィジカルを上げる必要はあるかもしれませんが、それゆえに物凄い切実さや焦燥感がパフォーマンスに生まれていて、そことMCの愛らしさとのギャップも素晴らしかったです。女性の情念と麗しいチャームとが歌唱の中に双立していて。
演劇的な風味も感じさせるラップといい、エモさの極致なVocalに、”なんだこりゃ!?端正かつ変態的だ…!?”というリズムを鳴らす最強のバンド陣、なんかほんと今まで聴いたことのないジャンルの音楽を聴けた感覚があったというか、こーれはやっぱり凄いなー、この面子でまたライヴして欲しい!素晴らしいライヴ、素晴らしい音楽から伝わる愛に感謝の拍手を。
P.S. このライヴ、アーカイブ配信期間が2021年3月14日(日)18:00〜3月20日(土)23:00まであるので、この流れの「anima」は是非みて欲しいな~◎
追々伸
23:00のアーカイヴ配信終了の前に3度目の視聴をしました。
やー、凄い。「おちゃらけたよ」から妖女のオーラが出てる。最初から全開じゃないか!めくるめく声色と鬼バンドの凄さ。そして「nima」も凄いけどその爆発の前後、「ゆめうつつ」と「ゆめみてたのあたし」の感情の爆発が凄まじい!最高でした。
音楽ライヴのDVDとか”どうせ見返さないし”と買ったことは無かったのですが、LIVEも見返すことで新たな発見ありますね。これはまた開眼をさせられました。すげー良かったなぁ。