Tempo di Percussione – Tempo di Percussione (1975) [Full Album]
ふとみつけた当盤。ヴァイブ、シロフォンなどパーカスのいい塩梅の音が連なっていて面白い。
70年代後半、ニーノ・ロータの弟子で作曲家、前衛音楽の熱心なプロモーター、そしてパーカッションコースを導入するまでの洗練されたイタリアの音楽院の教師であるナポリのティンパニスト、アントニオ・ブオノモがパーカッションを中心に創ったのがこのアルバムとのこと。
白眉は18:09から始まる
Deep River, The Battle Of Jerico。70sな神秘性を湛えたコーラスに木琴が入っていきドラムが展開され、独特な、ナポリの粋を伝えるヘンテコポップソングになってます。そこからのDouble Musicのきらめく鈴の音もいい。ラストのSpazio Zeroが象徴するように全体的に突き抜けきるというよりかは、適度なペースを保ちながら、静かに熱を放つのがいい感じの佳作でした。