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Queen Lili'uokalani / Mana Music Quartet ハワイの女王陛下が作曲した楽曲を弦楽四重奏で

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Ka Hanu O Hanakeoki


ハワイ王国8代目で王国最後の君主となったリリウオカラニ女王はピアノ、オルガン、ギターを弾き、165曲以上の歌を作詞作曲した才能溢れる音楽家でもあって、ワルツやポルカなどの舞踏会音楽や讃美歌などの西洋音楽の影響を受けたメロディと、ハワイの伝統音楽を融合させた「アロハ オエ」などのオリジナル・ハワイアンソングを多く生み出したそうです。

そのリリウオカラニ女王の183回目の誕生日を記念してハワイ州観光局がTwitter上で彼女が作曲した楽曲を演奏したCDをプレゼントするキャンペーンを開催して、見事当たってCDを戴けたのでした。

日本の今上天皇陛下も上皇陛下も音楽を演奏されますが、音楽を演れる、創れる王族と言うのは非常に好ましいですね。リリウオカラニ女王自身はハワイ王国が崩壊するまで、イオラニ宮殿に幽閉されていた8か月の間にも数多くの楽曲を創ったそうですが、その厳しい現実に対してなんとも穏やかな、ハワイの柔らかな空気を感じる楽曲が多くて、やんごとなき世界を垣間みる歓びを呉れます。

人権上の諸所の問題から、これから皇室・王室と言うものがどうなっていくかは分かりませんが、文化の一装置としては一つの極限ではあるのかなとは想います。象徴である難しさというのは、本当にご苦労されているだろうなとも。国民から愛されるための資質と努力もたゆまぬものでしょうし。その日々の中で音楽は精神のやすらぎを与えてくれる愉しみだったのでしょう。

個人的に好きだった楽曲は「Ka Hanu O Hanakeoki」。なんとも馥郁たる楽園の馨りがする名曲でした。

by wavesll | 2021-09-29 02:12 | Sound Gem | Comments(0)
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