
大島渚監督と言えば『戦場のメリークリスマス』でのビートたけしの男でもゾクっとするような油ぎった色気が印象的ですが、今回観た『御法度』ではビートたけしは枯れた土方歳三を演じ、かわりに噎せ込むほどの色気を松田龍平が発します。
新撰組の中での衆道のあやしみの話なのですが、こうしてみると日本は昔からバイやゲイの文化が根付いた国民性なのだなぁと。最近はTVでおねぇ系を以前よりかは見かけなくなりましたがマツコなんかはしっかとした地位がありますし、ヘテロとホモの境目が曖昧な部分が戦国の昔からありますね。古代ギリシアでも美少年は貴ばれましたし、歳を喰った男が若さ自体にちょっとぞくっとするような部分もあるのかもなと『御法度』をみながら想いました。
今回の映画でも殺陣などの見どころは大きいですが、何よりもデビューとなった松田龍平の初物の色気を味わう映画でしょう。”こりゃ凄い雰囲気ある新人出てきたな”と想ったのはこの松田龍平と『ノルウェイの森』の水原希子だったかな。異質な空気を纏ってましたね。この映画にはちょっと自分も拐かされそうになりました。