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パリ・オペラ座バレエ『ノートルダム・ド・パリ』キモい男たちの悲恋劇

NOTRE-DAME de PARIS Un ballet de Roland PETIT
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プレミアムシアターにてローラン・プティの振り付けによる『ノートルダム・ド・パリ』を観ていました。ローラン・プティはロマ差別などの点はオミットし、主要4人の恋愛問題にフォーカスした物語にディレクションしました。

舞台冒頭、司祭たちが交互に歩いた後、街にあふれる色とりどりのワンピースに包まれた人々がダンスにあふれて。ヴィクトル・ユーゴーの原作は読んだことは無いのですが、100分de名著で『ノートルダム・ド・パリ』の冒頭100頁は街の喧騒・狂騒が画かれたとあり、これはそれを描いているのだなと。このコスチュームのデザインはイヴ・サン・ローランだそうです。

美しきロマの踊り子エスメラルダに恋するノートルダムの鐘つきカジモド。このカジモドの演舞が本当に見事で、せむし男である身体的にキモい動きが存分に表現されて。そしてカジモドの義父である大聖堂の助祭長、フロロはまるで「ブラック・スワン」のような目を黒く塗ったメイクで、そのダンスは物凄くキレがいいんだけど、切れが良すぎてキモいw

結局エスメラルダはジョックな衛兵フェビュスと恋仲になる。まぐわう二人をみつめ嫉妬の炎に身を燃やし、暗闇から二人のメイクラヴに交じり込むフロロ、だからフロロお前はキモいんだよwついにはフロロはフェビュスを刺し、その罪をエスメラルダに着せます。

処刑されそうになるエスメラルダを助けたのはカジモドでした。エスメラルダはカジモドの美しい心に気づき、二人で愛おしい、カジモド流のキモいダンスを踊ります。あぁ、幾ら非モテのキモい男でも、権力を振りかざし女に嫌な想いやDVを振るうフロロでなく、キモいムーヴで奥手でも心はきれいなカジモドでありたいもんです。

しかしここからさらに物語はドライヴしていって、ある種フロロの法力とカジモドの純真の戦いでもあって、フィーナーレへ。それは上にYoutubeを載せたので、是非ご自身の眼でお確かめください。

by wavesll | 2021-11-30 17:04 | 舞台 | Comments(0)
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