Krikor Kouchian - 蝉が死んでいくのを聞きながら (bandcamp)A4コピー用紙さんの年ベス30から。
L.I.E.S. などからリリースするフランス人プロデューサー Krikor Kouchianが2021年8月にヴィラ九条山で14日間の待機中に作曲されたムカデとセミの音楽。
常々「蝉の鳴き声は電子音」と想っていましたが、遂にがっつり蝉をインタールードに使う電子音楽に出逢えました。鴉の鳴き声もそうですが、あまりに身近である日本的なサウンドは、海外の人の方が面白みに気づきやすいのかもしれませんね。
蝉時雨を効果的に使いながらも、そこにビートとウワモノへ展開していく至極しっかりした電子音楽/ノイズ作品で。非常に楽しめた作品となりました。
cf.