Paulo Bagunça - Paulo Bagunça e a Tropa Maldita (1973)
日本語による情報がみつからなかったのですが、どうやらブラジルのアンダーグラウンドで小規模ですが深い衝撃を起こしたバンドだそう。
'Bagunça'とは「Mess」や「Confusion (big scandal)」の意で 'Tropa Maldita' は「Damned」や「Wicked soldiers」という意味だとか。
このブラジル土着なリズム・メロディのフィーリングとロックが濃ゆい融合をしているサウンドを当時の雑誌は`Electric Pop’と書いたそうです。サイケデリック・フォーク・ロックというか、一種ジャズロック的な風合いもあったり。この開放的でありながら野性味が滾っている感じはとてもいいですね。
「Grinfa Louca」ではアフロビートを鳴らしたり、「A Mente」ではスパニッシュギター的ともいえるような情熱的なリフがあったり音楽的なチャンプルー具合がこの抜けの良さと混沌感を生んでいるのかもしれません。白眉はおそらくクイーカかエレクトリック・ジャグの効いた「Madalena」!このぐにゅぐにゅたまらんて!すっごく好きな盤でした。