
『エクソシスト』を観ました。おっもしろい!ウィリアム・フリードキン監督と言うと『恐怖の報酬』も大傑作でしたが、この超有名作も魅せますね!
この映画、中学か高校の時にリバイバル上映で新百合ヶ丘でみた覚えがあり、冒頭のイラクの遺跡でのゾロアスター教の神像?の場面何かで”結局悪魔も異教の神だものな”と想ったのは覚えていたのですが、悪魔に憑かれる少女リーガンの母親が女優な事だとか、ほとんど忘れていてしまってフレッシュな気分でみれました。
で、今回観て驚いたのがかなりリアリティラインが高いという事。『THE EXOCIST』の世界に初めて触れる観客を引きずり込むために、まず母親は娘を医者に見せるし、最初はレントゲン、その後脳髄の液を調べて、それでも原因がわからずようやく精神科医に、さらに精神科医でもお手上げてようやくエクソシストに白羽の矢が立つのですが、精神科医でもあるカラス神父は最初「悪魔祓いなど16世紀の遺物です、許可もでませんよ。最高の病院に入院させるべきです」という。
この映画をみていると、リーガンが悪魔に憑かれたのは両親の不仲と、母が映画監督と仲を深めていることのストレスだと理解できるし、おどろおどろしい唸り声は実は英語を逆再生したものだし、ぎりぎりのセンで超常現象も精神的なもの、或いは当時のサイキック、ニューエイジの文脈に回収できるラインを探りながらつくって、最後の悪魔祓いのシーンで一気に爆発させるというのが魅入ってしまいました。また主任のエクソシストであるメリン神父はイラクの現場にいたあの老人だったのですね。それも忘れていたなぁ。
凄味のある描写の連続に気圧されてしまったのですが、映画を見終わって”あれ?そういやあのブリッジで階段を降りてくるシーンがなかったぞ!?”と。で、検索してみたらあれはオリジナル版には実は収録されてなくて、ディレクターズカット版で追加されたシーンなのだとか。”え!?そうなんだ!?”とそこでもびっくりした映画体験でしたw
またこの恐怖を盛り上げるエクソシストのテーマ曲、これも調べてみるとMike Oldfield『Tublar Bells』というアルバムがみつかって。なんとプログレッシヴロックになっていくというwこれは恐怖を盛り上げるにはあそこでトリミングして正解でしたね。