『ウォーリー』を観ました。
舞台はAC2805、汚染し尽くされた地球上で一人黙々と働くゴミ処理ロボットのウォーリー。友達はゴキブリ風の虫だけ。そこに探査船がやってきて白く眩しいロボット、イヴが出てきて…という話。
冒頭の十数分はウォーリーのごみ処理作業風景でなんと台詞が無いのですが、見事なCGによる廃墟都市と金属の質感・音・挙動描写で魅せます。そして最初は猟奇的とも言えるくらい凶暴な彼女、イヴも観ている内に可愛らしく見えたり。(ここは『アバター』に近いですね。)
個人的にはPIXAR作品の中に鏤められているディズニー・オマージュを探すのが好きなのですが、今回は人間の残した文物を集めるウォーリーが
アリエルにも重なって。そんなウォーリーの宝物の一つが物語を宇宙空間へ連れて行って。
情けなくも愛らしいウォーリーとしっかりもののイヴのカップルが微笑ましいのに対して未来の人間はでっぷりと太ってセグウェイ椅子みたいので生活していて。これは以前ハワイに行った時に感じた米国人の1/3は小錦並みの肥満という印象を想い出しました。
そして繰り広げられる冒険とラブ・ロマンス。ディズニー・クラシックのような麗しいダンスの調べがあの二人にはとっても似合っていました◎
cf