【映画全編無料配信】ボクサー【2022年6月10日(金)21:00までの期間限定配信】
怒涛の勢いで凄い映画を魅せてくるTOEI Xstream theater。今回は寺山修司による『ボクサー』。
Youtubeのキャプションから拝借するとストーリーは
過去の栄光を追っているのか、今日も熱気と興奮が渦巻くボクシングスタジアムに元東洋チャンピオンの隼譲次の姿があった。隼が天馬と出逢ったのは、隼の弟が事故死したビル解体工事現場だった。ローラークレーンの故障による不慮の事故で、ローラークレーンを運転していたのが天馬であった。不幸にも同じ工事現場で働く仲間同士の事故で、しかも事故死した隼の弟は同じ職場の女性との結婚を控えていた。天馬もその女性に恋心を抱いたことから「わざとやった」という心ない噂が失意の隼の耳に入る。
という出だし。その因縁の菅原文太演じる隼と天馬が拳闘の世界に再び舞い戻るが二人とも障害があり…という筋書き。
見所は隼や天馬が出入りする喫茶店の面々の何とも言えない貧困層のリアルな、悲惨な影がありながらも活力を感じるエナジー。隼自身の本当にやさぐれた貧しさのある描写もまるで体臭まで伝わってきそうな迫真さ。こういう雰囲気ってTOEI Xstream theaterではよくみるけれど、どうしてもこの演技の質感が昨今の小綺麗な役者だと違うんだよなぁ。こればっかりは時代故かも知れませんね。
戦いの世界、憎しみや歓び、戦闘本能が刺激されれば性的な欲求も高まったり、人間の本能的な核が抉り出される様なフィルムはさすが寺山修司だなと。またJ.A.シーザーの音楽もこのDramaに非常に寄り添ったもので好かったです。またWBA世界ジュニアフライ級チャンピオン杜氏の具志堅用高ほかファイティング原田、輪島功一、ガッツ石松、西城正三ら歴代世界チャンピオンらがカメオ出演していて、そういう意味でも本物の拳での戦いの匂いがする映画でした。
ただ、これ本日の21:00までの無料公開なので、時間的にギリギリなので、今から是非!みて満足感は十全とありますよ★!