Verdi: Rigoletto from Bregenz Festival
NHKBSPプレミアムシアターを録画しての土曜歌劇はヴェルディ『リゴレット』。以前パヴァロッティ演じるオペラ映画をみていたのですが、今回はオーストリアの湖上のオペラ「ブレゲンツ音楽祭」というエクスクルーシヴなステージ。
オペラは基本的には古典の名作をいかなる演出で魅せるかというのが要な藝術で、今回はすでに話の筋を知っていたから演出をまじまじとみることが出来ました。
オーストリアの西端でドイツとスイスの国境近くに位置するブレゲンツ。ボーデン湖の上に舞台を設置して、伝統的舞台芸術であるオペラと最先端の技術を融合したスペクタクルなオペラを上演するブレゲンツ映画祭のステージは、まるで欧州のカーニバルでの山車や
仏ナントのレ・マシーン・ド・リルのような巨大な赤ちゃんピエロ?像が湖上のステージの真ん中にあって、これが瞬きしたり目玉が変わったり面白い!
湖上ゆえに演者たちが空中を移動したりとかおっもしろい演出満載で。物語の方もサーカスを舞台に翻案しながらマントヴァ公爵のチャラさとか、殺し屋の娘たちのエッロさとか、映画版との差異も楽しめました。今回の舞台では「呪い」というのが大きなファクターになっているなと。古典的な主題を現代のセンスで魅せる、まさにブレゲンツ音楽祭のコンセプトを体現した大変面白い舞台でした。