『南國土佐を後にして』前科を負ったいごっそうが過去に苦しみつつも女との愛を果たそうとする映画にみるよさこい祭り

南國土佐を後にして (Gyao!)Gyao!にて9/16まで公開されている『南國土佐を後にして』を観ました。
今年の夏は阿波踊りを聴きまくっていたのですが、そうなると土佐のよさこいも気になって。そんなところによさこいのシーンがあるとたまたまTwitterで知ったのがこの映画。
若かりし小林旭のカッコいい風体と発するオーラが素晴らしいし、ライヴァルも含め武骨ないごっそうの男の魅力がありました。また過去の前科から逃れられない苦しさも十二分に表現されていて、しみじみとこの部分は怖かった。
そして肝心のよさこいは物語冒頭にしっかり登場して。今はよさこいソーランとか日本各地によさこいは広まっていますが、この映画が公開された1959年の、土佐地域の祭りとしてのなんともヴィンテージかつ瑞々しい味わいのあるよさこいのシーンがとても好かったです。
小林旭、相当なイケメンでモテまくるのですが、同時に骨っぽくて、男ならこんなソリッドでありたいもんだなぁと想いながらみていました。