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昭和残侠伝 滅びゆく任侠の世から鳥として飛ぶ竜

昭和残侠伝【2022年12月2日(金)21:00まで全編公開】
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Youtube東映シアターオンラインChで公開されていた『昭和任侠伝』をみました。ネタバレてしまっているので、それOKでもいいよという方向けの感想です。

時は昭和20年代初頭、戦後の露天商に物資を融通するテキ屋家業をやっている神津組は新誠会にシマを荒らされていて、神津組の組長まで暗殺される。そこに戦地から帰ってきたのが高倉健演じる寺島清次。清次は四代目組長の遺言で神津組の五代目組長となる。

清次の神津組の運営方針は先代組長の遺言通り「自分から争いを起こさない」。けれどそれに付け込んで新誠会の嫌がらせを越えた暴力沙汰はどんどんエスカレートしていく。と共に、神津組の子飼いの露天商たちは、屋根付きバラックでマーケットを創るという新誠会の計画にどんどん寝返っていく…という話。

見どころの一つは物語序盤で神津組を訪れ一宿一飯の客になる風間の口上。ヤクザの口上って今までの自分の履歴を説明する自己紹介でありながら、お互いに敵意のないこと、あるいは繋がりなんかを確認する流儀で、面白い。今でも不良少年が喧嘩の前に「お前何処中だよ」と共通の先輩がいないかの確認として残ってたりしますよね。

清次は、自分たちでもマーケットを創ることを決意し、新誠会のアコギなやり口から逃げ出戻った露天商たちと復縁する。と同時に「もう神津組はテキ屋家業から手を引き、マーケットはあなたがたに任せる。これからはウチもカタギの仕事をしてかなきゃな」と。

この映画を観ていて”あぁ高倉健は本当に侠の中の侠だしかっこいいよなぁ。ただ、ヤクザが暴力団として摘発される現代に生きる人間としては、彼らは確かに浪漫ある存在だけど、いなくなってよかった。逆に今ジョンラセターはじめ多くの偉大なクリエイターがMe Tooで追放されているけど、後世から見ればこの浄化は好かったこととして捉えられるのだろう。昔の恐竜時代は素晴らしく魅力的だけど、鳥となって進化していくのだろう”と想って。

けれどそのマーケットが放火されて。遂に心優しきヤクザが超戦士となるときが来たと。風間と共に新誠会に殴り込み、ターミネーター並みの不死身の戦いを魅せます。

結末は流石にぼかしましょう。ラストシーンは平和の象徴の鳥、鳩が飛んでいくカットでした。

by wavesll | 2022-12-01 19:43 | 映画 | Comments(0)
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