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Shuma Yamakaji - 20s: 点​滅​を​以​っ​て / 体勢 澄明で深度のある電子音楽

Shuma Yamakaji - 20s: 点​滅​を​以​っ​て / 体勢 (bandcamp)
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shumambさんとして存じ上げていたShuma Yamakajiさんが今年音源をリリースされて。

1h35mの大作ですが、bandcampの高音質で鳴らすとのっけの「Orogeny」から音の澄み具合が素晴らしすぎて!2曲目「We Sank」もぴたぴたしたビートが穏やかさと共に新鮮さを鳴らしていて。3曲目「C --> H」もアラート的にリピートされるる電子メロにバックでフィールドレコーディングな自然的ビートと、徐々に街のざわめきが広がり絡み、そして崇高に響きがさんざめいていって、最後は靴音で至る。本作は是非いい音で大きめに鳴らしてリスニングされて欲しい◎

個人的な本作のハイライトは4曲目「Qualm」の打音でギアチェンジし5曲目「Sensorama, 和歌山」で電子音が一気に華開き6曲目「The New Year」で電子のモニュミのあるビートに7曲目「歓待」の電子的笛音に波の砕ける音が満ち引き、8曲目「花火(inertia, B) 」の風鈴と蝉時雨、散り爆ぜていく花火のフィールドレコーディングが電子音に得も言われぬセンチメンタルさを与える流れ。

9曲目「(V)Diver // 夜は」でまた新たな空間の幕がひらかれて。10曲目の「Foetidus」ではセノーテのような水中洞窟にスキューバしていったら神殿的遺跡、さらにはインダストリアルさすらある空間に潜りついた感じ。水の分子がどんどん粒体となってきらめいて結んで。そして鳴らされる「10100010000000」の新世界。透明な流麗さが穏やかにあふれて。そしてせせらぎの音から始まるラス曲「Manabu Trip」では光が満ち、そして宇宙空間へ行くようなフィナーレが鳴らされて。恒星間を抜けていく感じ、フィンランド旅行でみた白いオーロラのカーテンを想い出しました。

全体を通して深度がある澄明な音像が麗しくて、とても好きなアルバムでした。

cf



by wavesll | 2022-12-15 12:00 | Sound Gem | Comments(0)
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