Anna Karenina - Ballett von John Neumeier
ハンブルク・バレエによる「アンナ・カレーニナ」を観ました。
トルストイの長編小説を3hもの舞台にまとめた本作、ジョン・ノイマイヤーによって現代を舞台にした振付となっていて、原作をそこまで知らずともなんとなく内容に着いていけるようになっていて。勿論西洋世界では『アンナ・カレーニナ』の筋は常識レベルな教養でしょうが。
政治家アレクセイ・カレーニンの妻アンナがひょんなことで出会った青年ヴロンスキーと恋に落ち、そのヴロンスキーを愛するキティやキティを愛するリョーヴィンなど、様々な男女の恋模様が展開されて。その中にはジョーカー的に荒ぶる「労働者」というキャラもいて。
つまらない男よりも、恋のときめきに身を任せるというか、女性は自分が大切にされている感覚、女として求められている感覚が一つ精神的な支えになったりするものかもしれないなと。男も女も、自分が興味を失った異性には冷酷なもので。それでも、罪に身をやつしてもそこで支えてくれる人に再びの愛情が芽生えたりもしたり、あるいは激情ゆえにどん底に転落したり。かくも恋愛関係というのは人を狂わせますね。今トルストイがこの物語を書いたらLGBTQの要素も入れてくるかもしれませんね。
個人的には10代から20代終わり、アラサー前位の「女子」には箸にも棒にも掛からなかったチー牛なものなので、”魅力ある恋愛強者な男”というのは斜めにみてしまうというか完全に他人事なのですが、ラヴ・ストーリーもバレエやオペラではみれるというか、舞踊化・歌劇化することで、半ば幻想の中で本質的なメッセージが伝わってくるのかなぁと。ロシアの人妻の恋愛奇譚を眺めながらヴァレンタイデー・イヴを過ごしました。
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