鈴鹿の森庭園にて枝垂れ梅の夢のような景色にTrip

数年来行きたかった鈴鹿の森庭園、3/13のマスク規制緩和の前の今しかないと意を決して行ってきました。

新幹線はもうノーマスクだらけでデッキに避難して。新幹線のデッキの換気ってどうなっているのだろう？

名古屋からJR関西本線で四日市へ。JR四日市の駅前、コンビニすらない。え？マジで？後にわかるのですが、四日市は近鉄四日市駅周辺の方が遥かに栄えていました。

ちょっと散策してコンビニで朝食を摂るついでにマンホールハント。

稲葉三右衛門翁銅像。バスの時間までの暇つぶしに買った四日市のガイドブックを読むとこの人は四日市を発展させた偉人だそうです。JR四日市駅前のバス停からこの時期だけ鈴鹿の森庭園に行くバスが出ていて。第一便の10:20のバスに乗れました。バスの運転手さんの「〜やに」に“中部へ来たなぁ”と。近鉄四日市にも寄るのですが、その時は乗り切れないくらい並んでいて。

で、てっきり夜間ライトアップの便も走ってると思ってたら土日限定らしくて。一瞬焦ったのですが、もうこれは帰りはタクるしかないなとｗせっかくここまで来たんだし。

バスは一路鈴鹿へ。山がどうもオレンジがかっている。あれは…花粉か？

小一時間で鈴鹿の森庭園に着いて。鈴鹿の森庭園はしだれ梅の研究栽培農園で、この時期だけ一般公開されているのです。咲き具合によって入場料金が変わり、「見頃」ということで最高値の1700円。500円プラスしてワンデイパスにしてリストバンドを巻きました。

うおお！やっぱりすげぇや！しだれ梅の素晴らしい紅白ピンクをたっぷりとどうぞお浴びください。個人的にはBGMをつけるならTerry Riley - A Rainbow in Curved Air.

さて、鈴鹿の森庭園は広さで言えばものの30分もあれば見切れるくらいで、幾周もした後で”夜までどうしようかな”と想っていた時に三重交通がこの近くにある椿大神社（つばきおおかみのやしろ）という猿田彦を祀る神社の総本山までのバスを鈴鹿の森庭園から出しているとウェブサイトに記載があったので、バスで7、8分で行ってみました。

猿田彦を祀る本殿と、天之鈿女命を祀る祭壇もあって。見上げた時の森林の木々の高さにすうっと心が吸い込まれて静かで穏やかな気持ちに慣れました。

椿大神社前の「参道」という喫茶。こういうのたまらん◎

再びの鈴鹿最乗庭園。だんだんと陽が暮れて行って。色味が朱を増していって。

それにしても、なんか鬱蒼としたピンクのジャングルに来たかのような。異次元の観梅体験だなぁ。かぐわしい馨りが。蜜蜂も飛んでいました。

夕梅

山の端に陽が落ちて

夜が来る

この日のライトアップ開始は18:00。わぁっと歓声が沸いて。

夜が深まっていく中、宵梅、夜桜ならぬ夜梅を愉しみました。

最後の一周は写真は撮らずにゆっくりと歩んで。この夢幻のような景色から離れがたくて、出口に出る前にもう一度、もう一度と何度も鈴鹿の森庭園の絶佳な景をまなこに入れました。

タクシーに乗ってJR四日市駅へ。タクシーの運ちゃんと四日市の大入道や鯨船行事の話をした流れで桑名の石取祭が凄いという情報を入手。なんでも物凄いウルさいそうｗこれはまた三重に来なきゃな～◎鈴鹿の森庭園からJR四日市駅まで8000円弱でした。

帰りの新幹線はデッキで名駅で買ったこれ読んでました。どうか3日後を無事に過ごさせておくれ。鈴鹿1Day Trip、花の景色は色々見たけれど、これは本当にトップクラスの感動がありました。