Gayanee: ballet arménien d'Aram Katchatourian
昨日の『スパルタクス』に続き、ハチャトゥリアンのバレエ『ガイーヌ』を観ました。
アルメニア地域を舞台に、コルホーズ(集団農場)でのメロドラマを描くバレエということで、あまりストーリー自体にはピンとこなかったのですが、登場する群舞のダンサーたちの衣装の色味が
ブルガリアのリラ修道院や
ルーマニア モルタヴィアの教会群あるいはセルゲイ・パラジャーノフの映画たちを思わせるアートスタイルでとても心惹かれました。
またハチャトゥリアンの音楽が素晴らしい。ラストでいきなりかかる「剣の舞」も勿論ですが、全編に渡って躰の芯に響くRhythmの効いた楽曲たちが大好きになりました。
アルメニアとかの東欧の風情ってどこかロードムーヴィー的な浸る感覚もあって、素晴らしいバレエでした。
個人的には『剣の舞』は初めて買ったCDアルバムなので、こうして本来はこの形で上演されるものなのかということが知れたのは嬉しいことでした。