Trailer - Nabucco - Opernhaus Zürich
ヴェルディの出世作となったオペラ『ナブッコ』をみました。
「ナブッコ」とはネブカドネザル2世のことで、ナブッコ率いるバビロニアとヘブライ人の争いが主軸の一つとなります。
そしてナブッコの2人の娘の内フェネーナはエルサレムへ人質として預けられていて、エルサレム王の甥のイズマエーレと恋仲で、そしてもう一人のナブッコの娘アブガイッレもイズマエーレに恋していて、エルサレムを侵攻するときに「イズマエーレが自分を愛するならヘブライ人を助けてやる」と脅して。ここら辺、戦国歴史絵巻みたいで面白かったです。
さらにフェネーナはナブッコと正妻の子なのですが、アブガイッレは奴隷をナブッコが孕ませて生まれた娘で、その出生の秘密を知ることでアブガイッレはナブッコとも敵対して。
さらにさらにこのバビロンとエルサレムの戦いは宗教戦争でもあるのですが、このナブッコが第六天魔王並みにキていて、自らを神と称したりwこのオペラは音楽もいいですが、この戦国ノリが刺さりましたw
舞台装置としての「壁」がシンプルながら象徴的に表れていて、バビロニア側(緑)とヘブライ側(黄)で衣装のテーマカラーが違うのも抽象劇的な遊びがあって好かったです。