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ムソルグスキー&プーシキン 歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』/ スカラ座 先帝の子を殺しツァーリとなった男を過去が苛んでくるオペラ

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BORIS GODUNOV - Nesterenko, Arkhipova - Bolshoi, 1978, English subtitles, Годунов, Большой


ムソルグスキーの著名なオペラ『ボリス・ゴドゥノフ』は雷帝イワンの子どもたちを殺してボリス・ゴドゥノフが帝位についたという噂を基につくった歌劇。今回原典のプーキシン版をスカラ座が上演したのをみました。

ボリス・ゴドゥノフはツァーリとなりしばらくは安泰だったのですが、娘の許嫁が死んだところからその血塗られた幸福は呪われ始め、自分が殺したイワンの子たちの幻影をみるようになり、また秘密を知りロシアを追われリトアニアに逃れた若者がそのイワンの子ディミートリーを名乗り、偽ディミートリーがまたボリスを苛むという。

リトアニアの名が出ましたが、ロシアと周辺国へのロシア人からみた感覚とか、そういうものを研究するのはこのウクライナ戦時下においても一つ重要な事かもなとも思ったり、ロシアの芸術作品に触れることでツァーリに対するロシア人のメンタリティを認識することは意義のある事かもなとも思ったりしました。ムソルグスキーのスコアも壮麗で。

ボリスは罪の意識に苛まれ発狂していきますが、プーチンは鉄面皮だから、現実はフィクションよりもさらに悪いという。いや、プーチンももう正気を失っているのかもしれませんが。旧共産圏の地域に平和が訪れることを切に願うばかりです。

by wavesll | 2023-05-07 17:04 | 舞台 | Comments(0)
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