人気ブログランキング | 話題のタグを見る

モーツァルト 『魔笛』/ グラインドボーン音楽祭2019 「夜の女王のアリア」で有名な姫を助けに行くジェンダーが絡む古典的歌芝居

モーツァルト 『魔笛』/ グラインドボーン音楽祭2019 「夜の女王のアリア」で有名な姫を助けに行くジェンダーが絡む古典的歌芝居_c0002171_12035007.jpg
The Magic Flute – Queen of the Night aria (Mozart; Diana Damrau, The Royal Opera)


モーツァルトが最後に完成させたジングシュピール(歌芝居)である『魔笛』がグラインドボーン音楽祭で2019年に上演されたのを観ました。

冒頭、薄布に投影された映像とのクロスオーヴァーする演出から石見神楽のような大蛇に主人公となる王子が襲われるところ、さらには夜の女王から娘である姫を悪者から救いに行ってくれと頼まれるところなんかは古典的RPGなノリというか、”全体的にこれは子ども向けの演目なのかな”というような演技・演出で。”そういった意味では『ターモス』とかの方が面白かったかな?ただこのキッズなノリはモーツァルトに合っている”と想っていたところで善い者悪者に変化が起きてきて。上に動画を載せた「夜の女王のアリア」が歌われて。”これか!”と。このキラーチューン一発で持ってきますね。

今回エジプトの神官ものを20世紀のホテルに置き換え、女性民権運動とも絡めての演出で。ジェンダーという点では古典的な名作は難しいのかな?とも思いつつ、最後は大団円的に持ってったのはなかなかやりおるけど、まぁそこそこな演出プランだった感もありました。

ベートーヴェン「第九」もそうですがクラシックは「サビ」となるというかクライマックスな至高のメロディーの一瞬を聴くために2h3hの劇をみているところはありますね。確かにこの「夜の女王のアリア」をみるためこのジングシュピールが成り立ったなぁと感じました。




by wavesll | 2023-05-21 12:16 | 舞台 | Comments(0)
<< ドラーギ - オペラ『エル・プ... モーツァルト オペラ『ポントの... >>