
ゴダールの『イメージの本』をみました。
パゾリーニの映画や、様々な絵画、音楽、文章がサンプリングされて次々と切り替わり流れていく様は、みていて感覚がまるでインスタのストーリーをタップしていくような速度感で。
と同時に全体を統べるのはゴダールの美意識。非常にVIVIDに明度彩度を増した劇的な映像にナレーションが入って。わけがわからないけれどかっこいい。でもこれが許されるのはゴダールだからだろうなと。これを何のネームバリューも無い人が出して来たら
『イグジットスルーザギフトショップ』の彼みたいにボロクソに貶されそうw
深夜の環境映像が本当に上質になった感もあって。突き抜けたクールさは、ちょっと20sのモードからはまた違う感も出てきていますが、めちゃくちゃかっこいい映画でしたね。