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『江戸の名物男 一心太助』気風のいい快男児な魚屋のヒーロー振りとそれを庇護する天下のご意見番の物語

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『江戸の名物男 一心太助』をみました。

一心太助の名はうっすら聴いたことがあったけど、こういうキャラクターなのか~◎

あらすじは三河の国・佐野村の佐助、後のご存じ一心太助と、これもご存じ天下のご意見番・大久保彦左衛門忠教が出会ったのは、三代将軍・家光が征夷大将軍任官報告のため、上野寛永寺に参詣の途上であった。無礼打ちの憂き目をみようとしたおしのとお清母子を庇った太助の心意気に惚れ込んだ彦左衛門は、太助の処分を委ねられ自らの家に召し使う事にする。2年のお屋敷奉公を経て、彦左衛門の後見で魚屋を開店した太助。だが、新米太助は行く先々で思うようにはいかず、周囲は多事多難ばかり。さらにお屋敷奉公時代に太助に首ったけのお仲までもが押しかけ女房として転がり込んでくる。兎に角、貧乏人には親切に、強きを挫き、弱きを助け、太助の人気はますます上がっていくのであった。そんな折り、恩人である大久保彦左衛門が倒れる事件が起こる。その原因の一因となった家光に直訴する太助だったが…。というもの。魚屋がヒーローというのがまたいいですね。

なにしろこの一心太助の気風の良さ、まさに江戸っ子の粋で人情のあるかっこよさが最高、中村錦之助というのは本当に男前な善い顔をしてますね。

ただひとつもやっとしたのは、太助が善行を成すときに、それが通るのは結局は彦左衛門の威光があるからで、論理とか説得とかで理想が為されるのではないところ。この物語の第一運動体は実は太助でなく彦左衛門というか、踊る大捜査線の「正しいことがしたければ偉くなれ」ではないですが、権力を勝ち得た人間としてイキの良い善を成す若者を応援したいという彦左衛門の心意気こそが現代人に響くロールモデルとして機能するのかななんても思ったりしました。

by wavesll | 2023-09-18 00:49 | 映画 | Comments(0)
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