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パリ・オペラ座バレエ『ベジャール・プログラム(火の鳥・さすらう若者の歌・ボレロ)』@バスチーユ

Maurice Béjart - « L'Oiseau de feu » d'Igor Stravinsky (Benjamin Pech / Ballet de l'Opéra de Paris)
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バスチーユ・オペラで上演されたモーリス・ベジャールの振付によるストラヴィンスキー『火の鳥』、マーラー『さすらう若者の歌』、ラヴェル『ボレロ』を観ました。

最も心躍らされたのが上に載せた『火の鳥』。
黒い群舞が、時にシステマチックで、植物や、あるいは戦争状態を表すアールデコのようなダンスを魅せる中で、赤い火の鳥が輝きと再生をみせて。太陽の化身のような火の鳥が、実はM78星雲の光の巨人たちであったようなヴィジョンが美しかったです。

そして『さすらう若者の歌』はブロマンスというか男同士の友情を超えた愛情も感じさせるタッグな演舞で。

そして『ボレロ』。『昴』好きな自分にはシルヴィ・ギエムを観に行くほど特別なダンス。冒頭のスポットライトで身体部位が閃く演出から、そのたおやかで秘めたる熱情を円形舞台の上で舞うダンサーの好さと、今回は特にその円形舞台を囲む群舞のフォーメイションの遷移が目が釘付けになるくらい魅力的にも感じて。いいものみれました。

by wavesll | 2023-10-12 21:08 | 舞台 | Comments(0)
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