『蘇る金狼』と『野獣死すべし』がBSで放映されていて、録って観ました。
実は『蘇る金狼』の方は”なんかそこまででもないなぁ…”と想っていて。ボクシングシーンの汗のテカりや、ライダースーツでメタルギアソリッドアクションするくだりや、風吹ジュンのいい女振りなど見どころは多いのですが、アマプラで古い日活、例えば
『不良少女 魔子』や
『女番長 野良猫ロック』なんかをみていたせいか”パンチがどうも足りねぇ”というか、音楽がイマイチなんですよね、角川映画でも
『犬神家の一族』とかはキレッキレなのになぁ。
狂喜するシーンは物凄いけど、最後らへん蛇足じゃね…と想ってたらラストシーンの表情にガツンとやられて。
その衝撃も収まらぬままにみた『野獣死すべし』が、まさにあの表情からその先の世界を魅せてくれるような映画で。
『蘇る金狼』は昼行燈だが裏では凄いというマンガの主人公の原型みたいだった松田優作が今回は『MONSTER』のヨハンばりの犯罪者となって。考えてみるとここまで真正面から銀行強盗を描く映画は『黄金を抱いて翔べ』くらいしかないのではと想ってしまうくらい直球、と想ったら最後のクライマックスの怒涛の台詞は
「ガストロンジャー」ってここから来てたのでは!?と想うほど!こっれはヤッバい映画でしたねー、ヒロイン役の小林麻美も美人でした。