DAM「Min Imhabi（Who's the terrorist?）」from『Il Y'A Un Pays... Palestine』パレスチナ人によるアラビア語ラップ

Min Imhabi

DMAというパレスチナのHIP HOPグループによるアラビア語のラップ「Min Imhabi（Who's the terrorist?）」が世界サブカルチャー史シーズン4HIPHOP回で取り上げられて。

このアラビア語のラップの呪術性と言い、まるでブッダブランドみたいな瞑想的なトラックといい90s日本語ラップにも通じるサウンドが琴線に触れてくるものがあって。2001年というと9.11の時で、それから23年、パレスチナの人々からの「Who is the terrorist?」という声は真に切実に響き渡りますね。

この「Min Imhabi」も収録されているコンピレーション『Il Y'A Un Pays... Palestine』がApple Musicにあって。

このコンピ、フランスのレーベルからの発売らしく、アラビア語的な詩の他、ラップ・フランセなものもあり、さらにはマヌ・チャオなんかも参加していて。HIPHOPやReggae的な音がストリートのサグさを真正面から伝える音楽にフランスでは00年代初頭にはなっていたのだなぁと。このコンピ、いま聞いても、いや、今だからこそ強く刺さる音に感じました。