【期間限定】第32回政財界人チャリティ歌謡祭 #正月 #恒例
数年前から「埼玉の正月には埼玉県の政財界人による歌謡祭が放送されるぞ」という噂はかねがね聞いていて。ちょっとぶっ飛んだ企画、奇祭だと。
で、今年満を持してテレ玉のYoutubeで公開されたのですが、これがね、なかなか馬鹿にできなくて。
最初このチャリティ歌謡祭を知った時は「カネと権力にあかせて自分の歌を民草にきかせようとするなんてロクでもない」とか思っていて、実際この動画を再生し始めたらその素人歌唱ぶりに”俺は何をみているんだ…”と想ったのでしたw
でも埼玉支社長などの経済人の人たちは低姿勢というか、”寧ろこれ羞恥プレイさせられてるんじゃねw”と面白いし、各市長もまさかの美空ひばり不死鳥コンサートの格好だったり、意趣を凝らして、そしてやはり低姿勢というか誠実な受け答えで、パブリックサーバントだなと。逆に麻生とかああいうふんぞり返った国政政治家がおかしいんだなと。
さらに手作りのダンサー隊なんかも紹介が丁寧にされて。ここら辺司会が元NHKの堀尾さんだからのど自慢のノウハウもあるのかも。のど自慢ならすぐ鐘が鳴らされるレベルの歌も斜めに吹き出してしまうw
と、いいつつ、とても温かな番組というか、埼玉の地元の人たちが応援に来てウチワやペンラを振って、埼玉県人が歌うわけで、この”身内感”がいいのだろうなと。身内の宴会芸を観ている感じ。
昨今、テレビがボロクソに叩かれる一方でSNSでの些細な出来事がやんややんや盛り上がってたりしますが、これは多くの人にとってはテレビは身内でなく、SNSの話題は身内ごとなのでしょうね。最近視聴者参加型の番組とかなくなりましたものね。
ミリオネアとかをみても、日本人は素人番組よりタレント番組を視聴する傾向はあるのかもしれませんが、丁度この「自分の県」というのが「自分の件」になっているのだろうなと。
さらに言えばここで唄う政財界人が、歌った後のインタビューで、自分の経済人や政治家としての2023年の仕事をスピーチするのと、2024年の抱負も述べて。何気にこういう場って、埼玉の人にとっては色んな情報も気軽に得られる場としても機能してるんじゃないかなと。だからこのこの”奇祭”が30年以上続いているのかもなと想いました。いや、これ、なかなかイマのテレビ界を考えても面白い番組だなぁと、3月くらいまでYoutubeで公開されるみたいです。
はなわ「ニュー咲きほこれ埼玉」MUSIC VIDEO