



高円寺の黒猫に行ってきました。
元々は円盤という伝説的な店で、東京での通常営業は今月で止めて彦根に移るそうで。それを聴いて初めて来たのですが日本各地のコアな地場音楽・ミュージシャンのCDが数多あって!とっとと早くに来ておけば良かった。
円盤で開かれたECDのLive盤をたまたま聴いて“これとてつもない!”と開眼させられ、いつか行ってみたいと思いつつ、横浜から高円寺は微妙に遠くて今まで来れてなかった。こんな宝庫のようなレコ屋だとは。
悩みに悩んで桃山晴衣『弾き詠み草』という三味線と謡の、中村とうようプロデュースで坂本教授もシンセで参加した派手さはないけれど日本的な陰翳の音の佳盤と、ACID MOTHERS TEMPLE & THE MELTING PARAISO U.F.O. 『The Psychedelic Fiction Sauce Book』という台湾からリリースされたベスト盤的なコンピレーションを買って。
特にこのアシッドマザースがかっなり好かったです。彼らの音源をしっかり聞いたのは初めてだったのですが、このぐつぐつと煮込まれたような邦楽ロックの混沌に聴き惚れました。つくづくもっと早く、円盤の頃からも来ておけば良かったなぁ。