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Shuta Hiraki - Lyrisme M​é​t​é​orologique シュルティボックスの演奏がシンセサイザーを触発し紡がれる墨絵にDIVEするようなドローン/アンビエント

Shuta Hiraki - Lyrisme M​é​t​é​orologique(bandcamp)
Shuta Hiraki - Lyrisme M​é​t​é​orologique シュルティボックスの演奏がシンセサイザーを触発し紡がれる墨絵にDIVEするようなドローン/アンビエント_c0002171_15151101.jpg






Twitterでよろすずという名でも活躍されているShuta Hirakiさん。音楽についての文章表現の深さもさることながら、自身でアンビエント/ドローンを中心とした領域の音楽作品を発表されていて。私は平成29年に水道橋Ftarriでのライヴも拝見したことがあったり、お会いする機会も幾度かあってありがたく親交させていただいていて

と、いいつつ、ここ数年、特にコロナ禍以降、アンビエントやドローン的な音よりもバンドのグルーヴがバリバリな音に惹かれそれらを中心的にリスニングしてきたところは正直あって

そんな中で聴いたShuta Hirakiさんの作品『Lyrisme M​é​t​é​orologique』は、確かにアンビエント/ドローンミュージックの領域の音ではあるのだけれども、意外なくらい楽しく聴けて。

というのもこのアルバムは、器楽なんですよね。上に載せたbandcampのキャプションにある解説がとても素晴らしいのですが、Hirakiさんが近年取り組まれている、インドのシュルティボックスというドローンな音を出すための楽器での演奏と、それに触発する形でプログラミングされているシンセサイザーの音楽なのです。


ドローン的な音と言っても解釈によっては非常に裾野が広く、人によってはシューゲイザーやドゥームメタルもドローンの一種として楽しんでおられる方もいらっしゃるでしょうから、「ドローンを器楽で」というのは物凄い特殊なわけではないけれども、この『Lyrisme M​é​t​é​orologique』は電子音楽的でバンドサウンドとは異なるドローン/アンビエントな音像が、器楽を契機として紡がれているという点が個人的にはとても刺さったというか、聴いていて演奏する画が浮かぶというのが個人的にはこのアルバムのリスニング体験の中で非常に大きな感動を生むポイントだったなと感じました。

ジャケットが生成AIを駆使したという話をXで検索したら読んだのですが、丁度このジャケの一部もそんな感じがしますが、このアルバムを聴いて墨絵のぼかしと濃い薄いがまるで池沼の濃度の偏在のような、水墨画にDIVEして自然の深淵をみるような感覚がありましたね。

コロナ禍以降、なかなかライヴに行く踏ん切りをつけられなくて、数少ない回数しか現場へ行けてないのですが、このシュルティボックスのパフォーマンスはみてみたいなぁと想いました。

by wavesll | 2024-08-31 00:14 | Sound Gem | Comments(0)
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