何となくなのですが、この十年くらい、どうもミスチルが聴けなくて。というか90sのJPOPがどうもダサく感じるフェーズに感じていて。
それはDuft Punk『RAM』からこの10年強の80sブームに、ブラックミュージックが隆盛しロックが権勢を失ったのもあるのかなと。
そうしていたのですが、最近Y2Kブームがようやく自分にもやってきて2000年前後のJPOPを聴いていて。
そこにOASISの再結成のニュースが来た時に、”UKロックに90sの邦ロックは大きな影響を受けていたよな”と。
そこで”なんかミスチル聴いてみたいな”となって。コステロとかが直系だけれども、ブリットポップをJPOP化させていたイメージもあるというか、この十年くらいミスチルがライヴプレイヤーとして拙いなんて話を聞いたのと、RSRで生で観たときにどうにもショボかった印象が大きかったのですが、90sの頃は当然のように生活の中で「名もなき詩」や
「花」とか聴いていたし、『深海』に手を出してみるか、実は深海、今まで聴いたことなかったかも。と。ミスチル聴く方が一捻り効いてていいかもwなんて下心もありw
で、聴いてみると想像以上にいいというか、海の音や臨時ニュースの音が採音SEとして使われているし、「名もなき詩」の前のトラックは「Making Songs」というデモテープをかけては止めるインタールードになっていて。
そこからの「名もなき詩」が、やっぱりメロディもいいけど詩がダイレクトに来る感覚は邦楽ならでは、特にRap以前の90s JPOPの強さでもあるなぁと。
全体的に美メロの嵐だし、90sリアルタイムでは実は齧ってなかった『深海』というマスターピースにこうして出逢いなおせた意味でもギャラガー兄弟に感謝◎