David Bowie - The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars Full Album 1972Suffragette City (2012 Remaster)
たまたまこの「サフラジェット・シティ(Suffragette City)」の事を友人とのLINEで知って”綴りは違うけれど、もしかしてBlankey Jet Cityの名の元ネタ?”と想ったら、同じようなことを考えて調べられた方がいて。
この方が調べられた結果としてはネーミングの直接のインスピレイションがあったというエヴィデンスはなかったのですが、ベンジーがボウイが逝去した際に「世界観から凄く影響を受けたのかな、俺は。コード進行やメロディー、歌、ライヴとかファションとか。自然に俺の中に入っとって、いままでの作品にも、これからもずっと影響を受け続けると思うけどね」と答えた追悼インタビュー記事が紹介されていました。
そしてこの「Suffragette City」が収録されているのはかの名高い『ジギー・スターダスト』だと聴いて、実は初めてじっくり聴いてみたのですが、素晴らしいですね。
「Starman」とか
「Ziggy Stardust」とかの天下の名曲がありつつ、この火星から来たロックスターはバイセクシャルということもあるのか、ちょっとディスコ的というか、70s初頭のロックアルバムなのに時代を越えた音の風合いを鳴らしていて
そして「Suffragette City」がまたヴォーカルの処理の感じが中性的というか、ちょっとベンジーにも通じる気すらして。「サフラジェット」とは女性参政権運動家のことらしく、ボウイは『時計仕掛けのオレンジ』からこの曲のインスピレイションを受けたそう。音楽、映画、社会、様々な時代環境や作品同士の化学反応の結晶が、藝術なんだなぁと。いいもの聴けました。