秩父吉田 龍勢祭2024 ロケット発射
秩父の龍勢祭りへ行ってきました!
伝統的なロケットを飛ばす祭りとして知られる秩父吉田の龍勢は、椋神社縁起「椋五所大明神由来」(1725)によると日本武尊の鉾から発した光の様を尊び後世に氏子が光を飛ばす行事として焚火をしてその燃えさしを投げたことから発し、火薬の発明と共に龍勢の元が始まり現在の龍勢は松材を二つに割り中をくりぬき竹の箍をつけて火薬筒とし、矢柄(竹竿)をつけて飛ばしていて
龍勢がブオオオオ!と宙へ飛ぶ様は何とも爽快で◎
さらにこの祭りを盛り上げるのが地元の子などが打音する
太鼓の音からの詩吟のような
口上!音楽的にも愉しい祭りで
で、結構龍勢打ち上げの成功率が低いんですよね。今年は28本の龍勢が9時前から16時過ぎにかけて15分ごとに打ち上げられ、私は昼頃に現地についたのですが、成功条件は無事撃ちあがるだけではなくて、背負いもの(しょいもの)である唐傘や煙火、吊るし傘といったパラシュートなどがきちんと開くというもので、私がみた中でも成功した流派は3,4くらいで。それ故に1年かけてのクライマックスが成功すると大歓声が起きて◎
奥の櫓にこうして順々に龍勢が運ばれて行って
その幕間には奉納打ち上げ煙火もあって

あとは「めざせJリーグ南葛SC 代表 高橋陽一」という龍勢も打ち上げられて。高橋先生はいらっしゃらなかったみたいだけどw

龍勢祭の会場までは秩父鉄道皆野駅からシャトルバスが出ているのですが、現地は予約制であろう桟敷席に多くの人がカセットコンロなどでわちゃわちゃ会食しながら観ていて、”これ、帰りのシャトルバスに乗れなかったらヤバいな”と伝統的な龍勢だという光和雲流をみながら15:30頃には会場を離れました。


皆野は秩父音頭発祥の里らしく、マンホールも盆踊っていました

西武秩父駅の待合室には龍勢の見本と解説もありました


秩父は本当にみるものが沢山ありますね。笹久保伸さんの秩父フィールド呟きなどをみると観光化されてない民俗風習も多いし、人々の歴史の積み重ねが深い土地なんだなぁ。興味が尽きません。また来るぜ、埼玉の奥地◎