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Mme Mavounzy Lise - Nostalgie Caraibes フランス領西インド諸島グァドループの陽るいビギン歌謡

Mme Mavounzy Lise Nostalgie Caraibes (Album on Youtube)
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フランス領アンティルというとカリブ海のフランス領の島々の総称ですが、そのうちの一つであるグァドループのトロンボーン奏者/ヴォーカルのグァドループ人アルベール・リルヴァとパナマ生れで11才のときに家族と共にグァドループに引越したクラリネット/アルト・サックス奏者ロバート・マヴーンジーのコンボに、ロバート・マヴーンジーの母上であるマダム・マヴーンジーが10曲のビギンを歌うのがこの盤で、そこから「TELEPHONE LA FEMME AU GALOP(急いで彼女に電話を掛けなくちゃ)」がHONMOKU RED HOT STREETでかかって。

これが何とも素晴らしく陽るい音楽で。これまでもアンティル諸島、特にマルティニークの音楽は好んで聴いてきたのですが、19世紀末にマルティニークで西アフリカの伝統音楽と19世紀のフランスのボールルームダンスを融合生まれたビギン(Biguine)だけのことはあり此れは古き良きカリブの温かいヴァイブズがあって。カリブ的という意味ではフィーリンやソンも想起させられる音でした。この盤ではジャズも昇華されてますね。そして何しろこのマダムの”おばちゃん!”って感じのヴォーカルが好い!

八重山なんかもそうですが、諸島って環境って島ごとに独自文化が発達しつつ総体としての魅力もあふれて、なんとも魅惑的なんですよね。カリブの島々、憧れるなぁ。

by wavesll | 2024-11-01 06:01 | Sound Gem | Comments(0)
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