Kyab Yul-Sa - Résonance d'exil(s) / Exile vibration (Album on Youtube)Teaser " Resonance d'exil(s) / Exile Vibration"
Kyab Yul-Saは、リーダーのLobsang Chonzorを中心に、Margaux LiénardとJulien Lahayeによって2015年に結成されたフランスを拠点とするバンド。
この2017年のアルバム『Résonance d'exil(s) / Exile vibration』の冒頭の
「Lhamo Gour I」からも伝導されますが、ロブサン・チョンゾールによってもたらされるチベットの音楽の響きが独自性をこのバンドにもたらしてくれて。「KYAB YUL-SA」は、チベット語でKYABは「亡命」、YULは「場所」「土地」、SAは「共鳴」という意味を持つそうです。
この聲明のようなヴォーカルに、馬頭琴のような弦楽器の音、深い鼓の音、深淵に広大なるチベットの音楽世界へ誘ってくれます。ちょっと
ブータンの音にも似た波動を感じますね。
そのディープなチベット伝統音楽をルーツに持つ音が、フランスで鳴らされることで一種の聴きやすさも加味されて、とても楽しめました。
ヒマラヤの音楽はこれからとても好きになっていきそうな予感がありました。