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新日本フィルハーモニー交響楽団, 日本音楽集団, 東京混声合唱団 & 外山雄三(指揮)- The Min-On Contemporary Music Festival '92

The Min-on Contemporary Music Festival '92
新日本フィルハーモニー交響楽団, 日本音楽集団, 東京混声合唱団 & 外山雄三(指揮)- The Min-On Contemporary Music Festival \'92_c0002171_10474012.jpg

年の瀬。齢を重ねるごとにテレビよりもラジオを聴く事が増えました。
テレビと違ってラジオは俗界の焚書を求める姦しさからサンクチュアリなところがあって。かかる音楽もテレビよりも断然感銘を受けるものが多くて。

NHKFM「クラシックの迷宮」でかかったこの「夢路」。オーケストラと和楽器のコラボレーションだけでなく、相撲や唱歌などの言霊が挿入されていて”これ凄いな”と想わされる一曲で。オーケストラ音楽も和楽器が入るとコクが出るというか、惹きつけられるものがありますね。



この『The Min-On Contemporary Music Festival '92』というイヴェントは

1. 篠原 眞:和洋楽器のオーケストラと混声合唱のための「夢路」
2. 阿部亮太郎:「逆説の網目」
3. 三瀬和朗:ヴァイオリン協奏曲「滄海の詩」

という現代音楽の委託初演であったそうで。昨夏に沼津までフェスティヴァルのために描かれたテーマ音楽を聴きに行ったりもしたのですが、クラシック・現代音楽的な職業作曲家が創るこういう伽藍のような音楽が最近楽しいところがあります。NHKFMだと「現代の音楽」も最近結構聴いていたり。段々、こういう和食における椀のような音楽に心が刺激されることが増えました。



趣味の一つで美術鑑賞があるのですが、最初は印象派などから始まって、今年ようやく現代アートへ辿り着けた感があるのですが、音楽でもイマ現代音楽の面白味に気づきつつあるのは私の年齢的なモノなのか文化受容のフェーズの話なのかは不明ですが、現代のハイカルチャーがイマ身体に馴染んでいる感がありますね。

Youtubeも載せましたが、Apple Musicにもあったので、是非音質が好い形で御楽しみください。

by wavesll | 2024-12-27 12:00 | Sound Gem | Comments(0)
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