DAOKO - FTS SNS ERAを映すANTHEM

FTS

今年一番喰らったのはこのリリックかもしれない。

まるで自分に向けられたかのように感じるくらいSNS時代の人々への生々しく解像度の高い歌詞。

結局SNSでの些末な呟きでは何にもならないじゃないか、という聲がこの楽曲に響いて。それは琴線に触れてきます。

トーンはダウナー、だけれど、この状況から目を逸らしては前進に至れない、いわば躰から滲んでくる毒を体外に出す過程が、この赤裸々なラップで紡がれて。

LIVEではさらに切実さが増して。「社会」というものにSNSが深く環境化として作用するようになったこの時代を映すリアルなアンセムに「FTS」はなっていると感じました。