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渡辺篤(アイムヒア プロジェクト) 個展「風穴に月」in ひきこもりフェスティバル@横浜市役所

《私はフリーハグが嫌い》
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《Your Moon》
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《七日間の死》
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渡辺篤さんの個展「風穴に月」をみました。アイムヒア プロジェクトは渡辺さん自身の経験も込めてひきこもりに向き合ったArtで。

私も鬱になったことがあり、大学を休学し、還って来てサークルの合宿に復帰した際に後輩にメッセージカードを書いて。私としてはエピソードとかを何とか書き込んだつもりが後輩女子に「自分のことばっかり」と言われて。

昔からコミュニケーション不全感が私にはありますが、その根源はこの指摘のことなのではないだろうかと。

本当に相手のことを想ったコミュニケーションって、自分の思想を押し付けることでなく、相手がやりたいことに出来る限り真摯に考え寄り添ったりサポートすることではないか?思えば付き合った人にも「話を全然聴いてくれない」と言われ、大分コミュニケーションの姿勢を学ぶことになりました。

私は「人間、話したいことがあったら何があってもそれを語るだろう」と考えていましたが、世の人は“この人なら話して大丈夫だな、そういう空気、器だな”という条件を満たして初めて語りだします。それが分かってなくて、コミュニケーションが上手くいってなかった。質問しないと話さない人も多いです。

故に誰も私には話そうとしていなかったのかもしれません。SNSが性に合ったのは「誰に促されるでもなく勝手に話してくれる人達」がいたというか、「語らない=存在しない」世界であったのも大きいのでしょう。ただ、実社会では寧ろ「語らせるスキル」が重要なのです。

先日SNSの相互さんから「虚構と現実を峻別するには実体験の中で失敗しながら学んでいくしかなくリモート授業などの、人間関係が欠けた今だと難しいかも」と指摘を受けて、身体的な感覚というか、文章処理でなく現実にそうなった時の身体反応の欠如は「本質的には物事の『意味』を理解はしていないAIの生成する『思考』」に近いかと想ったりも。

私は「話す(情報提供する)ことはサービスで、話さないやつはサービス精神がない」と思っていましたが、多くの日本人にとっては「話を聴くことこそがサービス」なのでしょう。「察する文化」もそうですが、日本社会のこういう鵺のような部分は私にはとても難しい。

私が藝が好きなのは、藝って「発話」だからというのもあるのだろうな

なんてことをこの藝術を起点に想いました。

by wavesll | 2025-01-16 18:55 | 展覧会 | Comments(0)
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