Friko - Where we've been, Where we go from here (Expanded Edition) (bandcamp)Friko - Crashing Through (Official Video)
Frikoの「Crashing Through」がKenrocksNite Ver.2でかかって”あれ?これこんなに好かったっけ?”と想って。
シューゲイザー、ロックンロール、ガレージ、HM/HR etc、様々なロックの要素が詰め込まれていて”これは面白いし、良質だ”と。
Frikoというと昨年Xで火がついてフジロック等で来日公演も果たしたバンドですが、実は当時は音源を聴いてもそんなにピンと来てなくて。それは私の音楽の聴き方が”如何に新しいか”を重視して聴いているからかも。新譜に関してはモロにそうで。
だから、逆にちょっと時が経って”新奇”を求めない時間帯まで来た時にこのFrikoの好さ、魅力に気づけたのかもしれません。昔ビートたけしが「最近の漫才師はデザートばかりつくる、本当は御飯をつくらなければならないのに」みたいなことを言っていましたが、確かに前菜とかスペシャリテみたいなエクスクルーシヴさとは別軸で、毎日食べて美味しい主食の魅力ってありますね。
そして刻が経過したことで新展開も生まれていて。アルバム『Where we've been, Where we go from here』に11曲加わったExpanded EditionがbandcampやApple Music、Youtubeなどでリリースされていて。
ライヴ音源やデモ音源は、アルバムの完成度というより本当に資料価値としてのボートラという感じですが、初期曲などのスタジオ音源部(Slip Awayまで)はアルバムのロングヴァージョンとして美しい終局部だし、最後に収められた
マイブラ楽曲のアコースティックなカヴァーもこのバンドのルーツやコアを提示していていいなと想いました。