

この週末奈良と京都へ行ってきました。
6:18新横浜発の新幹線で京都へ

そこから奈良へ行き、奈良博には9:15頃着

イマ近畿では国宝展が目白押しで。そんな中でも是非行きたかったのが奈良博の「超・国宝展」。
開館は9:30なのですが、着いたときには結構な行列ができていて。
私は推奨されていたように事前にチケットをコンビニで買い発券済みだったのでチケット購入列でなく入場列に並べて。これは朝イチで行くならかなりアリかなと想います。
ただコンビニ発券だとオリジナルのチケット半券は貰えず。もしかするとQRコードチケットならもらえたかも。
とは言え、9:30になったらスムーズに列が動き、入場することが出来ました。
中は超混雑で。朝イチ入場ならお薦めのムーヴは最初の部屋は結構するする飛ばしてみて、空いている第二の部屋とかでゆっくりと美術品をみて、二周目で最初の部屋とかもじっくりみるのがいいかもしれません。9:15列並びで9:30入場ならこれなら余裕をもってみれました。二周目はとても混雑していて。
この超・国宝展。物凄く好くて。藝術のアウラ・刺激に脳を灼かれました。
普段なら百済観音(と大阪の日本国宝展に出ている《七星剣》)は法隆寺で観れるのですが、今回はライティングの妙もあり、360度みれるので、特に横から見た時に衣のすうっとしたアールや耳飾りとかもじっくりとみれて。この全身のすらっとした姿勢がまことに美しい。《百済観音》という通名ですが日本産のクスノキで造られているとみられ、日本製と考えられている観音様で。
また広目天と多聞天も持っている仏塔?のフォルムとかも含めてとても好かったなぁ
そして本展の一つのピークでもあったのが中宮寺の
《天寿国繍帳》。聖徳太子が召されたという「天寿国」を縫った刺繍画なのですが、これが本当に聖性があって。極楽・天国なピースフルな雰囲気が、兎などの動物と人々の描かれかたといい、にぎにぎしいものがありました。これすっごく好かった◎
東大寺の《葡萄唐草文染韋》もたおやかで。東大寺の
《重源上人坐像》はハイパーリアルだったなぁ!
そしてこれまた刺繍画で、本展の白眉の一つだったのが
《刺繍釈迦如来説法図》。玄奘三蔵が伝えたという原初の仏陀の姿はサイケデリックでもあって、とても強いオーラを感じました。
そして唐招提寺の
《金亀舎利塔》!こっれがみれるとは!これは普段なら唐招提寺の年一の機会に数十分しか開陳されなくて!自分はみるチャレンジのために二度唐招提寺いきましたよ!これが360度まじまじとみれるなんて感動!一つの金細工の一極のようなゴールデンな美がありました。
ちなみに唐招提寺で金亀舎利塔が開陳される時に法隆寺にて秘仏・救世観音菩薩立像の開扉もあったりします。
この他、しゃらりとこれまた美しい西大寺の
《金銅透彫舎利容器》や西大寺《鉄宝塔および五瓶舎利容器》のオーブの美も好かったなぁ。《十六羅漢像
第八尊者・
第十六尊者》も熱帯なトロピカルさがあって好かった。
そして東博のやまと絵展でもみた
《神虫》などの《辟邪絵》5幅についで《病草子》も4巻あり、みたかった
《ふたなり》もみれて。男にマラと割れ目がw周りの人間がめっちゃ笑っているのが描かれていてw平安の頃から日本人はHENTAIだw
春日大社の
《金地螺鈿毛抜形太刀》では金の鞘に螺鈿で猫が雀を追う様が描かれていてとても綺麗で。《春日権現絵巻 巻第十八》の鮮やかに残る色彩に驚き、《玄奘三蔵絵 巻第十六》でナーランダーの光景をみて。
また手向山八幡宮
《唐鞍》のまるでカスタムパーツのようなかっこよさに痺れて。
そして…いよいよ
《七支刀》!ライフサイズはこういうものか!そのたおやかな円さ、武力・暴力を和ませ無効化するような聖性を感じて。金字もなんとか読めるくらいに残っていて。石上神社に伝わる奈良の至宝は、この地の心もあらわしているように感じました。
そして最後に現れるのが、京都・宝菩提院願徳寺
《菩薩半跏像》。まるでオランジュリーのような真白な空間で展示されてフィナーレを飾ってくれて。
さーいこうだったなぁ、超国宝展。藝術・美術の神性を味わえました。
さて次の場へ。今日は実はRTA