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ミラノ スカラ座『運命の力』/ヴェルディ まるで手塚マンガのような大いなる物語

JOSÉ CURA, "LA FORZA DEL DESTINO" -- La Scala. 1999
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カラトラーバ侯爵の美しい娘レオノーラはインカ人の血を引く主人公ドン・アルバロとの恋が認められず、侯爵はアルバロの短銃の暴発で死亡、侯爵の2人の息子ドン・カルロスが、父の復讐のためアルバロを付け狙うという筋書きのオペラ。

やー、久々にオペラをみたのですが、やっぱいいですね。ソプラノの高音を浴びる感覚がいい。
また物凄い血みどろの劇なのですが、どこか穏やかというか、つんざくトーンというよりも安定したトーンで、こういうフィーリングも通じるのですが、手塚マンガ、特に世界各地を転々としながらキャラクターたちが運命に翻弄されていく様は『アドルフに告ぐ』なんかを思わせるところがあって好かったです。

その上で敢えて要望を言うならば、折角「インカの血を引く」というキャラ付けがあるのだから、フォルクローレ的なメロディがクラシックと融合した音が鳴って居たら最高だったなぁと。まぁそれは18世紀の西洋社会には難しい注文ですね。逆にイマこのオペラをリファインするなら、そこでエヴォルされることは可能かもしれませんね。

by wavesll | 2025-11-08 14:23 | 舞台 | Comments(0)
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