

《[光悦謡本][鞍馬天狗]・源氏供養・定家・天鼓・道成寺》

《[光悦謡本]通小町》

《[光悦謡本]山うは》

《善知鳥・定家》
三田のKeMCo (慶應義塾ミュージアムコモンズ) にて嵯峨本の誘惑展をみました
嵯峨本とは、中世日本の古活字版の中で特に華麗で注目される、京都・嵯峨の豪商である角倉素庵によって刊行された一連の作品
角倉素庵は本阿弥光悦の弟子でもあり、嵯峨本も当初、光悦の筆によるものかと想われていたようですが研究が進み、今は素庵の筆によるものだと考えられているそうです。展覧会では光悦と素庵の書もありました
嵯峨本に先んじる古活字版の一端として司馬遷『史記』なども展示されて
そして本展の中核を成すのが『伊勢物語』。丁度奈良・天川村にて在原業平の墓をみていたのでよりぐっとしました
そして本展で最も心ときめかされたのが『徒然草』。雲母刷りの綺羅めく料紙のうつくしさ、これは凄かった
また現在は否定的な説もありますが伝嵯峨本として『源氏物語』も展示されて。丁度徳川美術館で《源氏物語絵巻》や《初音の調度》をみていたので立体的に味わえました
さらに《光悦謡本》もあって。小規模ながら、非常にみるべきものがある展覧会でした。
やー、なかなか慶應、いい事業をしてますね。KeMCoはなんと入場無料なのですが、土日祝が休みなのでそこは注意です。