Masayuki Takayanagi New Direction For The Arts "Mass Projection" 1973 VIDEO
『Projection /「インスピレーション&パワー14」完全版』、この音源は最高潮!
1973年、新宿のアート・シアター新宿文化劇場で開催された「インスピレーション&パワー14」での高柳昌行のNew derection for the artsのライブ演奏での、高柳自身が「ニューディレクションの総てを通じて最良のものに一つである」と述べたライブを全体収録。同タイトルのアルバムに収められたのは終盤部分だけだったが、このCDには当日のすべての演奏が収録されたカセットテープが近年高柳昌行の遺品から発見され、かつて師事をしていた大友良英が復元させた奇跡の発掘作品!
とのこと。上の動画は以前のアルバムの音源で、クライマックスに混沌としていますが、ライヴの全貌を聴くとまるでBOREDOMS『VISION CREATION NEWSUN』をフリージャズで成したような、じわじわと演奏が立ち上がり、最終的には宇宙の果てまでトバされる音楽体験!この年の瀬にすっごいの聴いちゃったなぁ!
この盤と去年にユニオンで同時にリイシューされたのが『リアルジャズ』
もう一つの「解体的交感」という高柳昌行、阿部薫の1970年の奇跡の40分の録音!
ノート化されたテーマ・モチーフの設定は全く行わず、即時的なインプロビゼーションを指向し始めた1970年の高柳昌行ニュー・ディレクションのスタジオライブ。高柳自身が録音したオープンリールテープの音源を整音したもの だそう
こちらも体液の中をエーテルが電導していくような深淵へ行く音。私はいまだに『解体的交感』を聴けてないのですが、いつか聴いてみたいものです。
そしてこの2枚を同時に買うと付いてきた特典が 高柳昌行『Dedicated to Mr.Tonoyama』
こちらは1989年Regular concert vol66 のアクションダイレクトのライブ録音。亡くなられた友人、俳優の殿山泰司さんに捧げられた完全未発表音源 とのこと。
こちらはノイズからの物音系フィールドレコーディングにも通じる世界というか日本のジャズの峯は宇宙の黒にも届きそうなくらい高みに達しているなぁと。この三枚、特に『Projection / The Complete Inspiration and Power Live』には感服しました。