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Salin - Rammana 好い塩梅にシックにタイ民俗音楽とアフロ・ジャズが融合したAfro Isaan Soul

Salin - Rammana (bandcamp)
Salin - Rammana 好い塩梅にシックにタイ民俗音楽とアフロ・ジャズが融合したAfro Isaan Soul_c0002171_13502571.jpg

タイ出身で現在はカナダで活動する打楽器奏者/作曲家であるSalinのタイ音楽とアフロビートやジャズを融合させた「アフロ・イサーン・ソウル」な2nd ALの話題は今年は本当に好く見かけましたね。

色々なラジオ番組などでもかかったのですが、最初はアフロみの強い楽曲をかなり聴いていたのもありそこまで食指が動かなかったのですが、改めてApple Musicでアルバム全体を聴いてみると初っ端の「Lam Intro」でもタイ民謡みたいなヴォーカルが入っているし、「Current」を始めとしてケーンがフィーチャーされた楽曲が多数あるし、タイのNyah Kur族に伝わる伝統的な竹製の口琴(puaj)をフィーチャーした「Puaj」やタイのギターのような弦楽器ピンをフィーチャーした楽曲など、グローバル音楽好きとしても聴きどころが多い盤で◎「Being Here」の絶妙な民俗みぎりぎりのリズムや笛の入りなんかのセンスがめちゃくちゃ光っているんだよなぁ。

そしてタイトルトラックの「Rammana」タイの伝統的な太鼓のことで、本作で弾くのはマダガスカル、アダン群島、パプア・ニューギニアにルーツがある南部の先住民で海の遊牧民Urak Lawoi/อูรักลาโว้ยのもの。Salinは彼らがアフリカのリズムを海を通じて持ち帰り南部のタイ文化に影響を与えRammanaが誕生したのだと考えているそう。これも民俗みがありつつもシックな味わいもあって。

そう、この盤を英米音楽好きにも広く薦められるのは基本的にはアフロなジャズとして音作りが構築されている点。個人的にはもうちょい民俗みが濃ゆい方が好みですが、このやりすぎない”いい塩梅”がクールネスを生んでいて、ワールドミュージックでありながら非常にシックな音楽として聴ける仕上がりになっているのがとっても射程距離が広い作品にこのアルバムをしていると感じました。

by wavesll | 2025-12-26 18:38 | Sound Gem | Comments(0)
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