



BS12では週末にアニメ映画がかかるのですが、その中に重戦機エルガイム I II III 総集編というのがあって。
富野さんによるロボットアニメ。ロボはHM(ヘヴィーメタル)というのか、女の子が可愛い、が男に都合良過ぎる類型化では?と想ったら男による女性の搾取もメインテーマで中々考えさせられて。『からくりサーカス』の原型的な展開もあったなぁ。ファイブスター物語的なキャラいるなと思ったら、FSSってこのエルガイムの裏設定から始まったそうで。
FSSは高校の同級生が好きで、私は高校当時は知らなかったのですが、社会人になってからそのダチが奥さんと暮らす家訪ねた時に凄い推されて。漫画の連載は今も続いているらしく、”こりゃディープそうな世界だ”と想っていて
そんな時に角川所沢ミュージアムでエルガイムやFSSのメカニックデザインを務められた永野護さんの展覧会が開かれて
そして今度はBS12でファイブスター物語も流れて。初めて見たのですがまるで少女漫画みたいな美麗なキャラデザ。このアニメ版は角川春樹肝いりでキャラクターデザインは永野護さんとは別の人がやっているそう。やはり今の感覚で言うとジェンダーとかルッキズムでちょっと想う処がとかありましたが、古式の格が加味された神話性を感じました
さらにあの永野護展が全国巡回の終わりに池袋サンシャインで開催されてると知って。これは行くしかないだろうと
永野さん、最初はパルコなんかでも働いていたそうですが、デザイン画を基にサンライズに入って。ダンバインなどにも参加されていたそう。ダンバインもBS12でやってたんだよな、ガンダム以外のロボットアニメも鉱脈だなぁ、観ればよかった。
そしてZガンダムとZZにも参加。キュベレイやハンブラビも永野さんデザインだったのか。さらにキュベレイの汎用機としてデザインされたヴェトナムの笠のようなものを被ったハチカというMSや、ナハトガル、ハンマハンマという3体の未採用のMSに加え未採用のガンダム機体の画もあり、「聖典ではないif/聖典が制作される途中」としての面白さがありました
またセル画が質感と言い色合いと言いフィジカルとして美しい!これはアートになる。最近のPCでの制作は致し方ないけど残念なところもあるなぁ
個人的にはFSSよりブレンパワードとシェルブリットのロボットが異常に刺さって。バイオ的であったり天使的であったりもして。またアニメの為のデザインだから「動かす」ための機能美や動く原理も設計して、SFってデザイン・ドリヴンな所もあるんだなと
そして中盤から後半を占めるのがFSSを中心とした作品群。ここは撮影可でした。こんなにも超越的な物語だったのかと感服。
全体的にアニメ・サーガというか、バーチャファイターやファンタシー・スター・オンラインにも関わっているし、天野喜孝先生の画風とか女神転生ペルソナの画風にもリンクするし、そもそものロボット兵という意味では巨神兵もそうだけれども、こうしたオタク・ユニヴァースのオリジネイターの一人としての仕事をみるのはロボットアニメ神話を探査・解読していくような心地に。すっごかった!
そんな永野護デザインのロボットであるMH(モーターヘッド)/GTM(ゴティックメード)たち、DESIGNS展でも立体物の展示もありましたが、横浜VIVREで開かれているFSSの立体造形展にも行きました。この竜骨な外骨格なロボットたちをこう立体物に落とし込むかと!すごいものをみたなぁ、実は未だにSDガンダム以外をみたことがない(そういやスペリオールドラゴンは永野デザインに通じるかも)ので、一回宇宙世紀物、初代からZ, ZZとかみてみたくなりました。あとブレンパワードとシェルブリットとダンバイン。
cf