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芸能山城組『AKIRA REMIX』 令和に感じるAKIRA

AKIRA REMIX (Album on Youtube)
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TV放映された『AKIRA』を観ました。EテレはCMがなくてよい。

AKIRA、映画館でみたはず何だけど大分忘れちゃっていました。冒頭から山城組のサウンドが最高。このネオンのヴィヴィッドな色味は今の外人からのサイバーパンクなJAPANへのイメージに繋がるのでしょう。

思い起こすのは大学の文学部の現代視覚研究みたいな般教に潜った時「ここで描かれる幻覚症状はかなり麻薬の禁断症状からインスピレーションを受けている」とか言ってたこと。あの教授、「オウム真理教の連中はナウシカが好きだった。当人たちは王蟲になっちゃったのにね」とか言ってて攻めた講義してたw

『AKIRA』、劇伴であったり強烈なヴィジュアルであったり表現の先進性やSFさに先ずは惹きつけられるけれど、根底にある鉄雄の金田に対するコンプレックスが、人間関係・社会生活の普遍性があって。だから響く。それは『バーフバリ』とも共通すると思ったりも。

カオリの愛にも正気に還らず、暴走する「力」に飲み込まれ、鉄雄は金田に救いを求める不様な有り様を晒し、その肉塊を依り代としてアキラが発現

ネオトーキョーの破滅願望は、科学と欲望の発達に人間の精神と體がついていけない生物的なバビロン崩壊のVisionかもしれません。

本質的な心身と人生への立ち返り。『AKIRA』は『ピンポン』でもあり『もののけ姫』でもありますね、というか日本の漫画・アニメは、一つのメッセージを一貫して伝え続けている気もします

その前段でやはりEテレで放送された漫勉neo大友克洋回をみて。『童夢』が取り上げられて、サイキックなホラーストーリーが驚異的で日本の漫画界に手塚治虫『新宝島』以来のセカンドインパクトを起こした革命的な漫画表現の凌駕さをみて。その超越的な表現も、例えば会話劇のショットで顔を真正面に捉えるほか画を変えていくなどの、一つ一つの積み重ねから構築されていくことが分かったり、あるいは複雑な書き込みを「呪術を込める」という表現で言ったり。数々の名画からインスピレーションを受けた上で、借り物でない「日本人の顔の表現、日本に於けるSF表現」がメジャー感がある形で成されていたのだなぁと。

そして”このタイミングで聴くのがいいんじゃないか”と『AKIRA REMIX』を聴きました。

芸能山城組による傑作中の傑作スコアを久保田真琴らがRemixした本作。ヘリの音など劇中の音であったり、あるいはお経であったり、今っぽい電子音楽さにリビルドもされた音になっていて、無論オリジナルは唯一無二として令和の盤として好かった。

実は未だに『AKIRA』原作漫画読んでないんですよね、読まなきゃなぁと言って十数年w今年の抱負として読書を一寸でもやっていけたらなぁと想います。

by wavesll | 2026-01-11 00:43 | Sound Gem | Comments(0)
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