この二つの姿勢が目指しているコミュニケーションとは共に、「自分に都合のいい環境をつくること」だけれども、それに向かう姿勢が異なります。前者は大乗仏教的、後者は小乗仏教的といえばいいでしょうか。前者で語られる「自己中」とは、「自分の意見を通すこと」であり、後者で語られる自己中とは「他人の成長に関心がないこと」です。
前者が目指すのは「他人に影響を与えて他人を自分のレベルまで引き上げること(世界との融合)」であり、後者が目指すのは「他人から影響を与えられて自分に取り込むこと(世界との融合)」であるため、やはり目標地点は同じであり、アプローチも「自分の意見を言うこと」であるため同じなのですが、やはり態度が異なります。
思うに、僕は(後者で前者のパロディーをしているのは僕です)自分の行動が他人に影響を与えるということをほとんど信じていないか、目をそらしているのだと思います。「自分で掌握できるのは自分だけ。だから俺は好きにやるからみんなも好きにやってくれよ。」という感じでしょうか。
上手いこと着地点を探していきたいなと思っています。