
ダイヤモンドシアターで侯孝賢監督の『珈琲時光』を観ました。
雰囲気映画でした。いや、悪い意味ではなく。
暗すぎて表情が見えなかったり、声が小さすぎて聞き取れなかったり、細工をせず日常をなんでもなく撮ってる感じがしました。(もちろん緻密な計算の上なのでしょうが)。
芝居がかって見えたのは主演の一青窈でしたが、こーいう人っていますよ。芝居がかってる奴。そもそもメディアやら風潮やらの影響下、俺自身の生活自体にしたってなんというか普段から非日常な感じがするから、むしろ一青窈の演技のほうが安心して見れました。
一番リアルだったのが親父さん。言いたいことがあるけど言わずにすむなら安心するというかその空気がリアルでした。
前述したような要因から物語とかはあまりわかりませんでした、たぶん監督もこの映画で撮りたかったのは物語とか演技とかじゃなくて、雰囲気とか空気とか感覚だったのではないでしょうか。
電車のスピードの感じというか、普通の東京が映されてて、違和感がなく共感できる画がいくつもありました。
あとまどろむ感覚が感じられて、良かった。
でもこれこういう深夜映画枠で見るでもしない限りは鑑賞には堪えられないだろうな。少なくともテンションの高いときに観る映画ではないので、いい形で観れました。