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素人TV考

ワラッテイイトモ、

芸能界報道のタブーに迫る!

1・2日前にBSでやっていた『ネクスト』という番組の特番がなかなか面白い番組でした。

この番組は世界で放送されている面白かったり珍しい番組を取り上げるもの。世界丸見えと違うのは、アメリカの番組が出ないところ。主流とは違う各国の色が見れて面白かった。

特にイタリアの実際のプレーを一切流さないサッカー番組(生放送中に点が決まると、放送権が高くてプレーを流せない代わりに、別のスタジアムで即座に再現VTRを作り上げて放送してしまう)や、フィリピンの毎週3時間やる音楽ライヴ番組、フィンランドの毎週やってるチャリティー番組やジャマイカの音楽に乗せた政治風刺番組などには舌を巻きました。

この番組から感じたのは、NHKはもう一度TVをTVマンと視聴者の手に戻したいんじゃないかということ。

出演パネラーの誰かが言っていましたが、日本のTVはみんな同じ味付けで、冒険や挑戦が出来なくなっている。その原因の一つが、スポンサーの意向の強さで、視聴率を獲る為、番組のテーマでなく出演タレントで勝負するようになってしまったのが現状ではないでしょうか。

NHKは民法と比べたら自由度が高いから、TVは調理法ではなくTVマンが本当に挑戦したい素材で勝負できる環境を作るべきだといいたいのでしょう。

今のTV番組に本当のガチの面白さはありません。例えば「いいとも」に素人として出てくる子どもは芸能事務所所属の人間であるのはあまりにも有名です。演出の技術があまりに発展してしまったため、化学調味料を大量に入れたラーメンのように作られた旨さしか今のTVにはないといったらいいすぎでしょうか?。本当にやばい、ガチのえげつなさは今はネットで行われるようになってしまった感があります。

そこで双方向性や一般の人の出演でTVに視聴者が大きく関われるようにすることでガチな空気を取り戻そうとしているのではないでしょうか。(例えば「日本の、これから」なんかはそれを意図していると思います。)

50年間で出来上がった構造が今TVを面白くなくしているのかもしれません。最もパワーを持ったメディアである以上、関わる人の熱意が直接伝わるようになっていけばいいですよね。

テレビ業界という格差社会(池田信夫blog)

テレビのどこが問題か(ハコフグマン)
by wavesll | 2007-03-25 02:01 | 小噺 | Comments(0)
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