1 Intro
2 3つのアイディア
3 裁定とトレードオフとカードダス
4 メディアとネットワーク
5 知識と知性
6 構造で理解する
7 鴎印の調教術
8 想像の鍵
9 まわりはさすらわぬ人ばっか。少し気になった。
10 唯光論
11 全てはベクトルになる
12 明日のことはわからなくても1,000年後のことは分かる
僕らはいつも 以心伝心 二人の距離つなぐ テレパシー -Orange range 『以心電信』
日本語を考えて欲しい。日本語と
英語って使うのにどっちが
センスいると思う?
それは断然日本語なんだ。なぜなら日本語には主語が無いだろう?未来形もないだろう?
「ちょっと買いに行ってくるよ」
誰が!?いつ!?何を!?
日本人は驚くべくことに
ここをセンスで補っている。
これが英語だったら
"I'll go to buy something"
とかになるわけだ。
欧米人にはセンスはないけど理論がある。だれでもこの文の主語と時制がわかる。
欧米人は言っちゃ悪いがほんとにセンスが無い。あいつらは
イエスキリストを磔にして
ジョンレノンを銃殺した民族だ。
人類は
アフリカで
誕生し、
ユーラシア大陸を渡り最後に南米の先にたどり着いた。これを
グレートジャーニーという。
この偉大なる旅の途中で人類は
ネグロイド(黒人)から
コーカソイド(白人)、そして
モンゴロイド(黄色人種)や
オーストラロイドに
分化したんだ。内面的に
ハイパーモルフォーシスしたんだ。
ニュータイプだったんだ。
日本人も
最強に近いセンスだが、
ネイティヴアメリカンや
インカや
オーストラリアの人たちはセンスが良すぎた。
文字すら彼らは
必要としなかったんだ。
ちょっとここまで読んで怖いなと思った人もいるかもしれない。俺のこの意見は
ナチスドイツの
優生学と同じだと断ずる人がいるかもしれない。、でもしょうがないんだ。モンゴロイドはセンスがいいんだ。少なくとも
ゴータマ・シッダールタ(釈迦)は
往生できたんだ。
だからってモンゴロイドがネグロイドやコーカソイドより偉いってわけではない。
うさぎとカメみたいなもんで、奴らは地道に理論を積み上げる
根性を持っているんだ。
センスで楽してないんだ。
ここまで来た君なら理論の有用性はもうわかるだろう。
俺らはうさぎで、随分大きな差をカメにつけて居眠りこいてたらいつの間にやらカメに抜かれていたんだ。
そこで
日本人はセンスに頼らず理論を学ぶ道を選んだのが偉かった。
明治維新で
文明開化だ。いっきに
日露戦争で
肩を並べたんだ。
ただここで日本人は
自信過剰になった。
自信ベクトルと謙虚ベクトルのバランスが悪くなった。また
考えることを
サボりだした。そして結局
原子爆弾リトルボーイ(チビ)と
ファットマン(デブ)を落とされて日本人は負けたんだ。
そしたら日本人の
へこみベクトルは日米の
政治家の言葉で経済に回転させられた。そしたら日本人はセンスがいいから一気に
高度経済成長したんだ。そしてまた居眠りを始めた。
そうこうしてるうちにアメリカが
ITという理論で日本とまた随分大きな差をつけたんだ。日本はまた目覚めなければならない。居眠りしてたら殺されるぞ。
幸か不幸か、俺らよりセンスの良かった
インカ人は
スペイン人の
ピサロに
デスピサロされたから、
今は日本人よりセンスのいい民族はほとんどいない。だからこそ俺らはセンスに頼らず、理論を考えることが必要なんだ。
当たり前のことが何で当たり前か考えることが必要なんだ。
俺らは空間ベクトルだと思ってるものを欧米人はタテヨコ高さだと思ってるかもしれない。
俺らが肉だと思ってるものを欧米人はビーフポークチキンと思ってるかもしれない。
その代わり俺らはあいつらが"I"だと思ってるベクトルを「俺」や「僕」や「私」や「あたし」や「あっし」や「拙者」や「自分」で理解している。「オッス!オラ悟空!」なんだw
日本語の主語の
多様性は自分の中に自分はなく、自分の外に自分はなく、IとYouの間の関係性の中に自分が存在することを教えてくれる。人の間に人間はいるんだ。
ベクトルにミクロに近づく努力をしないとセンスの悪い奴らに殺されちまうから気をつけろ。
センスを無駄遣いするな。理論で大丈夫なところは
HALで学んで、
フロンティアの先を想像するんだ。そこにセンスを使うことが俺らの義務だ。理論の上で
審美銃を使うんだ。
この世で一番かがやいている人は
努力しているって教えてくれたね -椎名林檎『あおぞら』
BUDDHA BRAND 『DON'T TEST DA MASTER』
エレファントカシマシ ガストロンジャー
エレファントカシマシ/2006Live@AX 17.ガストロンジャー
ラス・カサス 『インディアスの破壊に関する簡潔な報告』
司馬遼太郎 『坂の上の雲』
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日本人とユダヤ人(イザヤ・ベンダサン/山本七平) Part 2(極東blog)
ソフィア・コッポラ 『ロスト・イン・トランスレーション』
今野 敏 『蓬莱』
13.11 言の葉とベクトル
14 君より3倍凄い人間はいない