椎名林檎 『正しい街』
日吉の塾生会館ヨコに並んで
オレンジレンジの三田祭前夜祭ライヴのチケットを買ったwww
11時から90分くらい並んだのだがその間の暇つぶしは
荷風の『濹東綺譚』と、KO生のファッションチェックだ。
っつーか日本人、特に女の子はなんであんなにファッショナブルなんだ!レベルが高すぎるぞ!びっくりした。
荷風さんは今ならかなり筋の良いブロガーにおなりになられたことだろう。記憶と妄想が行ったりきたりする作風は面白かった。
恵まれてるけど薄汚れてる方が好きなのは俺も好きだ。でも翳りがあるちょいワル女たらしの荷風さんよか漱石のほうが俺は好きだな、やっぱ。
濹東ってのは隅田川の東ってことだったんだね。大正時代の東京の風景が滲んでいた。
大正の
ハイカラな感じって俺の中ではなんか椎名林檎なんだが(例えば
「大正デモクラシー」って語感とかね)、『濹東綺譚』に流れる空気はフィッシュマンズのそれに似ている気がした。
Fishmans 『Season』
優れて文章の上手い人の書くことは、平易なんだ。
とても高度な物事を、緩急をつけながら非常に読みやすく描く、語る。
その
ドライヴ感が、俺にとっての読書の一番の愉しみなんだ。