銀杏BOYZ 『十七歳(・・・cutie girls don't love me and punk.)』
俺が就職活動で最後に行った説明会はある新聞社のものだった。
そこで幹部の方がとにかくFACT(事実)を大事にしていると言っていた。
どれだけ恐ろしい相手でも、どれだけ言われた相手を不快にさせることでも、本当だったらしょうがない。書くしかない。
そりゃそうだwwwww大体相手に都合のいいことしか書かなかったらそんなん
ジャーナリズムじゃなくて
広告だよ広告。広告は金払ってもらって書くもんだ。ジャーナリズムってのは批判精神からしか生まれない。
地道に粘り強く、結果を焦らずに取材し続けられる者だけが記者になれるらしい。就活生にはもっと「ジャーナリズム」とは何かを考えて欲しいとお偉いさんは言っていた。
そこで俺は質疑応答の時間に、パネリストの現役記者のみなさんに「ジャーナリズムとは何ですか?」という質問をしてみた。200人の前で質問するのは結構エネルギーがいることで、内心バクバクだった。しかも明らかに相手は困った顔してたしwwwwwでも俺が質問した途端就活生たちの空気が変わった。みんな一字一句聞き漏らすまいとメモを取る姿勢になった。みんなが心底知りたい情報がそこにあったからだ。
若手記者のみなさんは「自分もまだジャーナリズムとは何かはわからないけれども」と前置きした上で持論を話してくれた。それを統合すると、ジャーナリズムというのは「これって何なの?」という気持ちであり、それを多面的・客観的に調べ上げることらしい。
調べ上げる過程、すなわち、仮説を立てて証明する過程で一番楽しいのは自分の考えが裏切られる瞬間で、その瞬間が来るまで人に会い続ける必要があるらしい。
俺はジャーナリズムも好きなんだけれど、嘘も大好きだwwwww
嘘って凄い面白いと想う。嘘をつくには絶対に演技しなければならないし、演技するには想像しなければならない。そしてリアルな嘘をつくには論理をしっかりとしなければならない。非常に高度な遊びだと想う。
菊地成孔という音楽家兼文筆家は
ブラックミュージックのことを
チョコレートに例えた。黒い音楽には甘い音楽と苦い音楽があるからだ。
俺がやりたいジャーナリズムもどうやらチョコレートにまみれているらしい。スウィートな言葉も囁けばビターな言葉も噛み砕くことがやりたいからだ。
まぁ、
こんなことやってると、返り血と自分の血で躯がずぶ濡れになって、友達なくすんだけどね。
X JAPAN 『紅』